GLAY東京ドーム公演でYOSHIKIと師弟初共演

[ 2015年6月1日 05:30 ]

YOSHIKI(左)のピアノ演奏に合わせて歌うGLAYのTERU

 GLAYが31日、東京ドーム公演を行い、X JAPANのYOSHIKI(年齢非公表)がサプライズ出演した。自身がプロデュースしたGLAYのデビュー曲「RAIN」(94年)をピアノ演奏してセッション。師弟とも言える関係だが、意外にもこれが初共演となった。

 アンコール1曲目、YOSHIKIはX JAPANの「Forever Love」のイントロをピアノで弾きながら、ステージ下からせり上がって登場した。観客5万5000人からは地鳴りのような歓声。演奏が始まると、GLAY史に残るステージを一瞬たりとも見逃すまいと、客席は一転、静寂に包まれた。ピアノのソロパートでは、すすり泣く声も漏れた。

 TERU(43)が「お世話になったYOSHIKIさんと一緒に演奏したい」とオファーした。93年、まだ無名のGLAYをスカウトし、デビューさせたのがYOSHIKI。GLAYがブレークし始めた97年にX JAPANが解散し、GLAYの所属先が変わるなどして、交わることはなかった。09年にNHKの音楽番組で共演したが、一緒に演奏することはなかった。

 リーダーのTAKURO(44)は「人気もチャンスもないGLAYを成長させてくれた」と感謝。YOSHIKIは「きっかけは僕かもしれないけど、20年もやれたのはここにいるファンとスタッフのおかげだと思う」と涙を浮かべ、メンバー一人一人と抱き合った。

 X JAPANはこれまで東京ドーム公演を18回開催しているだけに「次は僕らの20回目に出てもらいたい」と逆オファー。TERUも「次はXのステージだ」と叫び、喜んで引き受けた。

続きを表示

この記事のフォト

2015年6月1日のニュース