YOSHIKI「自分がいるのはhideのおかげ」生誕50年映画で涙

[ 2015年5月3日 07:05 ]

hideさんのドキュメンタリー映画「JUNK STORY」の全貌が明かされた

 1998年に33歳の若さで急死したX JAPANのギタリスト、hideさんの追悼フィルムライブが命日の2日、神奈川・クラブチッタ川崎で行われた。生誕50年を迎えたこともあり、会場には髪の毛をピンク色に染めるなどした熱烈なファン2000人が集結。ドキュメンタリー映画「JUNK STORY」(23日公開)の全貌が明かされ、会場は興奮ムードに包まれた。

 「TELL ME」や「ROCKET DIVE」などのヒット曲を歌う生前のhideさんが巨大スクリーンに映し出されると、ファンはその映像に向かって拳を突き上げて歓声を送った。

 hideさんの死後、毎年開催されているフィルムライブ。今年は生誕50年のメモリアルイヤーとあって、ファンの熱気も例年以上だ。

 冒頭、hideさんと親交が深かったミュージシャンのINA(50)が登場。生誕50年記念映画「JUNK STORY」の全貌を、佐藤太監督(47)とともに明かした。

 hideさんの半生を、関係者約20人のインタビューを交えて描く作品で、一足早く視聴したINAは「感動して、頭が痛くなるぐらい泣いた」と感想。X JAPANのYOSHIKI(年齢非公表)もインタビューに応じており、「今、自分がいるのはhideのおかげ」と涙声で話すシーンが一部紹介された。

 ナレーションは、hideさんの大ファンを公言する俳優の塚本高史(32)が担当。佐藤監督は「hideさんを中心とした群像劇。1000時間の映像から2時間にまとめるのが大変だった」と話し、ファンからは「絶対見る」「楽しみ」と期待する声が上がった。

 関係者によると、hideさんのX JAPAN加入時の秘話が明かされるという。

 hideさんは昨年12月13日に生誕50年を迎え、同月、記念企画第1弾として、ヤマハが開発した音声合成技術・ボーカロイドで歌声を再現した新曲「子 ギャル」が発売された。映画も記念企画の一環で、秋にはトレジャーブックの発売が予定される。

 終演時にはスクリーンで「ホログラフィック公演 製作開始」と発表された。3Dで姿をよみがえらせるホログラムを使ったライブとみられ、会場にはどよめきに似た歓声が広がった。

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2015年5月3日のニュース