渡辺美里30周年ツアースタート 思い出の地・大阪で涙

[ 2015年5月3日 08:36 ]

デビュー30周年を記念した全国ツアーが大阪城野外音楽堂でスタートし、ファンの前で20曲を熱唱した渡辺美里

 歌手の渡辺美里(48)がデビュー30周年を迎えた2日、大阪城野外音楽堂で全国ツアー「30th Revolution」をスタートさせた。

 雲ひとつない青空の下、会場を満員にした1621人のファンに迎えられると、まずは1985年のデビュー曲「I’m Free」を熱唱。「デビュー記念日、大阪で迎えられることに感謝します!」と絶叫した。大阪府出身のギタリスト・押尾コータロー(47)と「さくらの花の咲くころに」など3曲を共演し、86年4枚目のシングルで自身初のオリコンチャート1位を獲得した「My Revolution」などパワフルな歌声を20曲、約2時間30分、響かせた。

 デビュー前から大阪の人気ラジオ番組、MBS「ヤングタウン」のパーソナリティーを担当していた。デビューレコードを発売した30年前のこの日は、前日に同番組の仕事があったことから大阪に滞在。気になって大阪市内のレコード店に足を運び、「I’m Free」があると確認すると目立つ前列に並べ直したという。思い出深い大阪の地。アンコールの際、客席に30周年を祝う青いフラッグがサプライズで掲げられると、感極まって涙した。今回は30年目で初めてツアーで47都道府県を巡る。大阪市では17日に都構想の住民投票が迫る中、「(今)都は1つですね。次に来た時は違うのかな?地元の人は意見しーや!」と呼びかける一幕もあった。

 公演中にはツアーファイナル公演を12月23日、大阪・フェスティバルホールで開催することも発表。「いい1日をありがとう!また大阪に帰ってくるからね」と叫び、集まったファンを喜ばせた。

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2015年5月3日のニュース