10年ぶり集合のワケ!?舘ひろし あぶない発言「遺影代わりに撮影」

[ 2015年4月28日 05:00 ]

映画「さらば あぶない刑事」のロケに集まった出演者(左から)柴田恭兵、仲村トオル、舘ひろし、浅野温子

 80年代に一世風びした刑事ドラマシリーズの劇場版最新作「さらば あぶない刑事」(監督村川透)の撮影が27日、横浜市内で公開され、舘ひろし(65)、柴田恭兵(63)らメーンキャストが10年ぶりに集結した。テレビ放送計77話、映画6作と続いたシリーズも今作がラスト。来年正月公開予定だが、「ヒットしたら次もあります!」(柴田)と再延長を新たな目標に掲げた。

 山下公園や中華街を近くに臨むビルの高層階。「横浜港署捜査課」のセットに、タカこと鷹山敏樹(舘)とユージこと大下勇次(柴田)が帰ってきた。NGはなく、息ぴったり。現場の空気が引き締まる。「ビックリするほどみんな変わってないね~」と話す浅野温子(54)が一番変わらずハイテンションだ。

 この日はタカとユージが定年退職を4日後に控えたシーン。05年10月公開の映画「まだまだあぶない刑事」以来の新作について舘は「そろそろ、みんな死んじゃいそうなので遺影の代わりに撮影を」と製作意図をジョークで説明。それでも「大ヒットしたら再来年もやりますから」と意気込む柴田につられ、「それなら、いっそ車椅子の(あぶ)刑事なんてどう。ラストは車椅子に座って銃を撃ち抜く…」と次回作構想?まで披露。浅野も「アタシ、車椅子を押すぅ~!!」と続けた。これに対して仲村トオル(49)は「いい意味でみんなキャラクターが成長していない。サザエさんのタラちゃんみたいでしょう」と、劇中と同様に引き気味に話した。

 86年10月開始のテレビ放送は最高視聴率26・4%。映画は総観客動員数600万人超で、累計興行収入82億円突破。新作が新たな伝説を生むか。

 ≪横浜が舞台≫「あぶない刑事」は、1986年10月に日本テレビ系列でドラマシリーズがスタート。88年に「もっとあぶない刑事」、98年にはスペシャルドラマ「あぶない刑事フォーエヴァー」が放送された。横浜を舞台に型破りな刑事を描き、「あぶデカ」の愛称で親しまれてきたアクション作品で、テレビシリーズの最高視聴率は26・4%。映画は88年の正月作品「あぶない刑事」からスタート。

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