同日会見あまりに対照的…三船美佳 父の仏前に決意「サムライ魂で」

[ 2015年1月18日 09:14 ]

晴れ晴れとした表情で記者の質問に答える三船美佳
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 離婚訴訟に発展した女優の三船美佳(32)とロックバンド「THE虎舞竜」の高橋ジョージ(56)が17日、別々に会見を行い、現状について語った。三船が生放送の出演があった大阪市内、高橋が都内の所属事務所でほぼ同時刻に開催し、三船は「新しい人生を歩みたい」と笑顔で語り、高橋は「もう一回夫婦としてやり直したい」と未練をのぞかせた。大阪―東京間の約550キロほどに、2人の距離を感じさせた。

 三船は朝日放送のレギュラー番組に出演後、同局玄関前で午前9時53分から16分間、報道陣の取材に応じた。笑顔で登場した三船の左手薬指には結婚指輪はなく「このたび離婚を決意しました。娘もいることなので、しっかりと時間をかけて考えた末の結果です」と穏やかな口調で報告した。

 「今が本当に幸せ。母として女性として新しい人生を歩み、成長していきたい。決断は変わりません」と、その目は過去より未来を見すえていた。父は、黒澤明監督の侍映画などで主演し“世界のミフネ”と呼ばれた名優・三船敏郎氏。仏前にも離婚の決意を報告したといい、「父に恥じないよう、サムライ魂で頑張ります」とたくましく誓う姿に、意志の固さが表れた。

 訴訟の争点は離婚の成立と「とにかく娘、親権です」と強調し「慰謝料は考えていません」。離婚理由は「裁判もあるので」と語らず、離婚を考え始めた時期についても「心は線引きできない。いろんな思いが複雑に絡んでる」と明言を避けた。別居を決め、13年12月に都内の自宅から大阪に移住。在阪のテレビ局でレギュラー番組を3本持つことと「大阪は子供のころから住みたかった大好きな街だったから」という。娘と母と3人で暮らすが「娘が自ら(母との生活を)選んだ」と説明。自宅のローンは高橋と2人で返済中であることも明かし、離婚成立後の拠点は「まだ考えていない」とした。

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