前田敦子 握ったこともなかったけど「みっちり練習しました」

[ 2014年11月23日 19:46 ]

笑顔で舞台あいさつする前田敦子(左)と廣木隆一監督

 元AKB48の前田敦子(23)が23日、主演映画「さよなら歌舞伎町」(廣木隆一監督、来年1月24日公開)が上映された東京・有楽町朝日ホールで舞台あいさつを行った。「第15回東京フィルメックス」の特別招待作品として、この日が日本初披露。10月の釜山国際映画祭にも参加している前田は、「やっと東京で上映されてうれしい。楽しんでください」と自信ありげにアピールした。

 劇中ではギターの弾き語りを披露しているが、「クランクインの1カ月前の衣装合わせの時に“1曲丸々やってもらう”と厳しく言われ、ギターを握ったこともなかったので、みっちり練習しました」と強調。その成果については「どうでしょう?」と笑って言葉を濁したが、廣木監督が「芝居どころじゃないくらい、熱心にやってもらった」と太鼓判を押した。

 AKB卒業後は黒沢清、山下敦弘ら作家性の強い監督の作品に積極的に出演しており、廣木監督については「呼んでいただけてうれしく、名前を聞いただけでお願いしますと言いました」と感慨深げ。加えて「どの監督も粘ってくださるし、親身になって話し合ってくださるけれど、廣木監督には自分で考えることの厳しさを教えてもらった。感謝しています」と感慨深げに話した。

 歌舞伎町のラブホテルの各室を舞台にした群像劇のため、この日一緒に登壇した南果歩(50)ら相手役の染谷将太(22)以外の出演者のシーンは完成するまで見ることができなかったが、「どこでどんな風に撮影しているのか想像しながらやっていて刺激になりました」と笑顔。歌舞伎町でのロケについては、「プライベートではなかなか行かないけれど、皆が自由になれるような、不思議な気持ちになる場所でしたね」と振り返っていた。

続きを表示

2014年11月23日のニュース