ひげ女装で国連ライブ 同性愛差別の撤廃訴え

[ 2014年11月4日 10:22 ]

ひげ面の女装で国連施設のステージに立ち、熱唱するオーストリアの歌手コンチータ・ウルストさん

 ひげ面の女装で歌い、欧州のポップ音楽コンテスト「ユーロビジョン」で優勝したオーストリアの歌手コンチータ・ウルスト(25)が3日、ウィーンの国連施設でミニライブを開き、国連の潘基文事務総長と共に、同性愛者への偏見や人種、宗教間の差別撤廃を訴えた。

 同性愛者のウルストはステージで「将来、性的指向や肌の色、宗教を話題にしなくてもよくなることを願っている」と強調。「ユーロビジョン」で歌った曲など2曲を熱唱し、観衆から大きな拍手を浴びた。

 潘氏は「ウルストさんは国連憲章の中核である多様性を促している。ありのままの自分を受け入れてもらうよう訴え力強いメッセージを発信している」と称賛した。(共同)

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2014年11月4日のニュース