オノ・ヨーコさん“ヒロシマ教訓に” 若者と平和考える

[ 2014年7月31日 05:30 ]

広島市内で行われた「平和を想う会」で、折り鶴を手にするオノ・ヨーコさんと松井一実市長

 芸術家のオノ・ヨーコさん(81)と若者が平和について考える「平和を想う会」が30日、広島市中区の広島国際会議場で開かれ、オノさんは「“ノーモア・ヒロシマ”は世界の問題。ヒロシマの経験を少しでも世界に教えて」と呼び掛けた。広島県の大学生らが「思いを継承し、平和な世界をつくるのは若い世代だ」との気持ちから会を企画。若者を中心に約300人が参加した。

 オノさんらが参加したディスカッションで、被爆者の戸田照枝さん(82)は「(原爆が)多くの人の脳裏から忘れ去られようとしている」と危機感を訴えた。祖父が被爆者で、非政府組織(NGO)ピースボートのイベントで被爆者と世界各国を回った広島大3年福岡奈織さん(21)は「私のルーツは広島。世界中で起きている悲しいことに共感できる」と語った。

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2014年7月31日のニュース