くまモン 全国訪モン達成 秋田の新装クマ園を応援

[ 2014年7月19日 16:00 ]

 秋田県北秋田市が所有する阿仁熊牧場が19日、「くまくま園」の愛称で新装オープンした。イベントに熊本県のゆるキャラ「くまモン」が応援に駆け付け、今回で全都道府県への訪問を達成。歓声に手を振って応えるくまモンを、秋田県の佐竹敬久知事が「まんず、ありがとう」と秋田弁で歓迎し、握手を交わした。

 同園は、2012年4月に飼育員の死亡事故を起こした秋田八幡平クマ牧場(同県鹿角市、廃業)のクマ25頭を、県の補助を受けて受け入れたことから改装した。公費の投入には異論もあったが、佐竹知事は式典で「亡くなった方のご冥福をお祈りする。議論の末の開業となり、県民に感謝したい」と述べた。

 飼育するクマは60頭。運動場や、強化ガラス越しにヒグマと対面できる通路が新たに造られ、以前より至近距離から観察できる。この日は親子連れでにぎわい、秋田県湯沢市から家族4人で来た阿部健斗君(11)は「ヒグマは大きくて、ちょっと怖かった」と話した。

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2014年7月19日のニュース