山田和樹氏 スイス名門オケの契約延長、17年まで

[ 2014年6月26日 09:37 ]

25日、スイス西部ロールで取材に応じる山田和樹氏

 名門オーケストラ、スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者に2012年9月に就任した山田和樹氏(35)は、楽団との間で、当初3年間だった契約を17年8月まで2年間延長することで合意した。山田氏がスイス西部ロールで25日、共同通信に明らかにした。

 指揮活動が楽団から評価された証し。18年に創立100年の節目を迎える楽団で、今後も注目を集めそうだ。

 山田さんは09年に若手の登竜門、ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。世界的指揮者の小澤征爾氏も信頼を寄せ、体調不良だった12、13年はスイスの“小澤アカデミー”で若手指導の代役を任せていた。

 山田さんは来月、スイス・ロマンドを引き連れて日本公演を行う予定だが、17年にも日本で公演することが決まったという。

 今後の目標としては、レコーディングや国外公演のほか、オペラにも意欲を示した。小澤氏が師匠カラヤン氏から「オーケストラ音楽とオペラは車の両輪のようなもの。どっちもやらなければ駄目だ」と諭されたことを意識しているという。(共同)

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2014年6月26日のニュース