岡山裕子 ブラジルに伝わった「meiwakuかけない精神」

[ 2014年6月26日 09:39 ]

ブラジル・サンパウロ市内のカフェで日本代表戦を観戦する岡山裕子

サッカーW杯 日本敗退

 元TBS「NEWS23」のキャスターで、夫の転勤のためブラジルで暮らす岡山裕子(34)はサンパウロ市内のカフェで観戦した。

 サンパウロは日系社会の中心地。カフェに集まった約100人のうち、9割が日系人や在留邦人。コロンビアが4点目のゴールを決めた時には、「あ~っ」という大きなため息が漏れました。

 1次リーグでの敗退。日系2世の40代男性は「海外で活躍する選手がそろっているから期待していたけれど…。日本人は真面目すぎる。ブラジルのようにプレースタイルに少し遊びがあった方が伸びると思う」と感想。日系3世の40代女性は「勝ってほしかった。ゴールが入らないからイライラした」。日本人の駐在員男性(28)は「決定力のなさが露呈した。チャンスもシュートの数も勝っているのに」と悔しがっていました。

 日本代表の戦いは残念でしたが、日本人サポーターが世界に強い印象を残しました。コロンビア戦後も、過去2戦と同じように、スタンドでゴミを拾い、ブラジルの大手テレビ局「グローボ」の電子版がその姿を「日本人のmeiwaku(迷惑)をかけたくない精神」として伝えました。

 記事には「日本代表は敗退したが、サポーターのメッセージはブラジルのサポーターに多くの実りを与えるに違いない」と書かれています。東京五輪招致の「お・も・て・な・し」とともに、日本人の精神の広まりを感じています。

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2014年6月26日のニュース