乃木坂 ニコル氏とPR「木材のことをもっと知って」

[ 2014年5月9日 05:30 ]

木の良さをPRする乃木坂46(左から)深川麻衣、松村沙友理、西野七瀬、生駒里奈、堀未央奈、高山一実 

 木材利用ポイントPR大使の乃木坂46と作家C・W・ニコル氏(73)が8日、都内で行われた「木で、未来をつくろう!総括会議」に出席した。

 木材の需要喚起のため3月29日から全国47都道府県を縦断してシンポジウムが行われてきた。この日の会議は活動の総括として開催され、宮城、愛知、愛媛などのシンポジウムの報告、トークショーを行ったほか47都道府県の木材を使用して製作された「巨大木製日本地図」が登場。乃木坂46の生駒里奈(18)、西野七瀬(19)、堀未央奈(17)らメンバー6人の手によって除幕された。秋田出身の生駒は「私は森に囲まれて育った。木材のことをもっと知ってもらいたい」と話し、松村沙友理(21)は「スプーンもフォークも木製のものにした」と、PR大使として食器にこだわっていることを明かした。

 また、シンポジウム第2部には女優倉科カナ(26)が出席。一般来場者500人を迎え、トークショーやパネルディスカッションを実施。地域の木材を利用する大切さなどを紹介した。ウェブサイト「トーキョー木質マップ」に登場している倉科は「木を積極的に使った方が、日本の森林のためになると聞いてびっくりした。去年実家を建て直したが、熊本の木材を使った」と話した。

 林野庁は木材の利用を促進することにより、森林の適正な整備と保全、地球温暖化防止、農山漁村地域の振興などに貢献することを目的として、昨年4月から「木材利用ポイント事業」を開始。スギ、ヒノキ、カラマツなどの対象となる木材を活用した木造住宅の新築など、内装と外装の木質化工事、木材製品などの購入の際に木材利用ポイントを付与し、1ポイント1円相当として地域の農林水産品などと交換できる。このほど木材利用ポイント制度が9月30日まで期間延長されることが決まったため、さらに利用者が増えそうだ。

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