大須演芸場、完全明け渡し 住居部分も所有会社に 再開目指す

[ 2014年3月3日 19:32 ]

 賃料滞納で2月3日に建物明け渡しの強制執行を受けて閉鎖された大須演芸場(名古屋市中区)で3日、住居部分も所有会社に引き渡された。劇場に住んでいた席亭の足立秀夫さん(80)らの私物整理に時間がかかるとして、明け渡しが1カ月猶予されていた。

 所有会社側は、4月までに地元の商店街や企業などに支援を依頼し、劇場として再開することを目指している。

 明け渡しは3日午後1時半ごろに実施された。足立さんは2月から近くのマンションに住んでおり、混乱はなかった。

 足立さんは「断腸の思いだが、大須演芸場の名称で行う芸人の派遣興行は数カ月先まで予約が入っている。今後もごひいきを」と話していた。

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2014年3月3日のニュース