「HIROSHIMA」前代未聞のゴールドディスク認定取り消し

[ 2014年2月8日 05:31 ]

佐村河内守氏

 日本レコード協会は7日までに「佐村河内守」名義でヒットしたCD「交響曲第1番 HIROSHIMA」のゴールドディスク認定を取り消した。発売元の日本コロムビアから「辞退」の申し入れがあった。

 同認定は、出荷枚数が10万枚を超えたCDなどに与えられるヒット作品の“お墨付き”のようなもの。協会の評価基準が変わった03年以降、CDと配信曲合わせ約3500作品が認定されているが、過去に取り消された例は、担当者が「私の知る限り聞いたことがない」と明かす出来事。日本コロムビアは「CDを出荷停止していることに加え、社会的影響の大きさを考慮した」と説明した。

 皮肉にも、騒動が起きる前に流通していたCDは売れている。新垣氏の告発会見が行われた6日のCD売り上げを集計したオリコン最新チャートでは、前日21位から8位とトップ10入り。オリコンによると、853枚売れたという。

 一方、佐村河内氏関連の公演を全て中止した「サモンプロモーション」は、17日からチケットの払い戻しを開始すると発表。公式サイトから同氏のプロフィルも削除した。

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