土屋アンナ 第2回口頭弁論で原案者の手紙を提出

[ 2013年12月12日 05:30 ]

閉廷後に報道陣の取材に応じる原告の高橋茂氏

 土屋アンナ(29)の主演舞台中止をめぐり、製作会社と監督の甲斐智陽こと高橋茂氏(62)が、土屋と所属事務所に3026万円の損害賠償を求めた民事訴訟の第2回口頭弁論が11日、東京地裁で開かれた。土屋は出廷しなかった。

 高橋氏は、土屋が稽古を無断欠席したため、中止に追い込まれたと主張。土屋側は稽古を欠席してもいいという法的根拠について、準備書面で「原告側の債務不履行による契約解除」などを挙げた。また、原案となった本の著者濱田朝美さんが、土屋へ手渡した手紙を証拠として提出。「私は舞台の中身を知らない」などと書かれ、濱田さんが舞台化を承認していないことを示すものとしている。今後は濱田さんへの配慮があったかどうかなど、人格権が一つの争点になりそうだ。

 手紙に目を通した高橋氏は「“舞台の成功をお祈りしてます”と書かれていた」と明かし、承諾はあったと強調した。次回公判は来年3月3日。

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2013年12月12日のニュース