「魂のある歌を歌いたい」北島三郎 最後の大トリは「まつり」

[ 2013年12月5日 17:46 ]

会見する北島三郎

 歌手の北島三郎(77)が5日、所属レコード会社「日本クラウン」で開いた会見で今年限りで「NHK紅白歌合戦」から引退することを正式に表明した。

 1963年の紅白初出場から通算50回目を数える今年に「一本の線を引いてみたかった」と決断。「北島三郎は辞めません」と引退は否定し、今後も歌手活動に強い意欲を示した。

 紅白に対する並々ならぬ思いも語った。「絶対にあるべきもの。どんな人にも紅白が終わって十数分で新しい年を迎え、『みんなおめでとう』と始まる。そんな意味でも元気をくれてる番組」。かつては「合戦」の気持ちで臨んでいたが時代とともに対決色は薄まり、「今はファッション。聴くのと見せるのが主体になって、これも時代の流れ」と懐かしんだ。

 今年、大トリを務めれば、美空ひばりさんに並び歴代最多タイの11回となる。「どこだって気持ちは大トリ。魂のある歌を歌いたい、最後は『まつり』にしてもらえないかな。皆さんにありがとうという気持ちを伝える紅白をやりたいね」と笑顔を見せた。

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2013年12月5日のニュース