AKBドラフトへ本気モード 候補29人、笑顔消えた

[ 2013年11月3日 08:28 ]

4日のお披露目を控え最後のレッスンを行うAKB48グループドラフト会議候補生

 プロ野球のドラフト会議にならった新人オーディション「AKB48グループ ドラフト会議」が10日午後4時から東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催される。4日には候補者29人が4組に分かれて国内4つの専用劇場で初パフォーマンスに臨む。本番まで1週間。運命の日が迫る少女たちのレッスン現場を取材するとともに、見どころを探った。

 「危機感がない」「見ててつまらない」「ライバル意識が伝わってこない」。2日、都内のレッスン場。講師から厳しい言葉が飛び、候補者たちから笑顔が消える。

 29人が4組に分かれ、4日にAKB、SKE、NMB、HKTの各劇場開演前に1曲パフォーマンスする。ファンの前で踊るのは初めて。披露するのは「会いたかった」。各ステージの特徴を頭にたたき込みながら、フォーメーションを確認。自分の姿が映る鏡越しに、右へ左へステップを踏む。

 9月29日に行われたレッスン初日、ダンス講師から「学芸会レベル」と酷評された。周囲からは「このままでは誰も選ばれないのでは」と危ぶむ声もあった。その時よりは成長も見られた。「会いたかった」の振り付けで自由に動き回る部分では誰がどう動くか話し合い、不安な点を講師に聞く姿も見られた。

 青森在住の西山怜那(12)はレッスン後、自分の動きに納得できず悔し涙。「前田敦子さんたちが(初期の公演で)“会いたかった”をやっていた頃のレベルは凄かったと聞きました。もっと表情を意識して1週間後を迎えたい」。受験番号「48」の須藤凛々花(16)は「ダンスが超下手なので、変な感じで目立とうと思ってた。技術を磨いて、最強になりたい」と意欲。島根出身の神門沙樹(17)は「緊張より不安が大きい。まだ楽しめそうにない。できることを毎日やっていく」とレベルアップを誓った。

 ≪生中継でチェック≫当日の模様は映像配信サービス「ひかりTV」、スマートフォン向け放送局「NOTTV」で午後3時55分から生中継。

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2013年11月3日のニュース