支援継続を…サンド富澤たけし「まだまだ何も終わっていません」

[ 2013年3月11日 17:35 ]

2年前に被災した「サンドウィッチマン」富澤たけし(右)がブログで胸中をつづる

 テレビ番組のロケ中に宮城・気仙沼で東日本大震災に被災した仙台出身のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」の富澤たけし(38)が11日、自身のブログで胸中を明かした。

 震災発生当日の3月11日、震度6弱を観測した宮城県気仙沼市でのロケ中にコンビで被災。番組スタッフの指示で安波(あんば)山の5合目まで車で避難し、一命を取り留めた。

 2人は今月8日夜から11日まで宮城県に滞在。10日夜は震災の日に避難した気仙沼市内のホテルパールシティ気仙沼に宿泊したという。「被災地では前を向いて歩き出している人もいれば、前を向けていない人もいます。地域や一人一人で状況が違います。まだまだ何も終わっていません」と提起し、「これからも生かされた人間の役目として、できる事をやっていくつもりです」と決意を新たにした。

 また、震災直後に開設した口座「東北魂義援金」への募金などで総額3億7000万円の義援金が集まったことを報告。被災地をたびたび訪れているが、今後もチャリティーグッズ販売やライブなどの活動を通して支援活動を続ける。

 2年前は安波山の5合目から巨大な津波に町がのみ込まれる光景を目の当たりにしたが、「雪はちらついていますが、2年前と違い、気仙沼の安婆山から見る景色は綺麗です」と締めている。

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2013年3月11日のニュース