滝田栄制作の仏像が気仙沼へ「未来への出発点となって」

[ 2013年3月11日 06:00 ]

震災犠牲者の供養のために地蔵菩薩像を制作した俳優の滝田栄

 仏像作りを手がける俳優滝田栄(62)が、犠牲者供養のために彫った地蔵菩薩(ぼさつ)像の開眼法要が10日、長野市の活禅寺であった。宮城県気仙沼市のお堂に近く安置される。

 午前6時から1時間、滝田らが読経し、犠牲者を追悼した。滝田は「被災者のよりよい未来への出発点となってほしい」と話した。これまで約20体の仏像を制作。今回は長野県のアトリエで4カ月余りかけて、体長約130センチの立像を一気に彫り上げた。薬師寺(奈良市)の副住職から「気仙沼みちびき地蔵」と命名してもらったという。気仙沼市のお堂は賛同者からの寄付金で建設された。

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2013年3月11日のニュース