ミス・ロシアが政権批判 女性バンド量刑に異議「厳し過ぎる」

[ 2013年3月10日 21:22 ]

 ロシアの女性バンド「プッシー・ライオット(子猫の暴動)」メンバーが昨年2月、ロシア正教の総本山の教会でプーチン大統領を批判するパフォーマンスをし、約半年後に懲役2年の実刑を受け服役したことについて、今年の「ミス・ロシア」に選ばれた女子大生(18)が10日までにラジオのインタビューで「厳し過ぎる」と批判した。ロイター通信などが伝えた。

 この女子大生はエリミラ・アブドラザコワさん。アブドラザコワさんは教会の日曜学校で学んでおり「私にとって教会は神聖な場所。(バンドメンバーらの)行為は受け入れられないが、彼女らへの刑罰は重過ぎる」と述べた。

 世論調査では国民の約6割が刑罰は適切としている。しかし、マドンナをはじめとする有名歌手らがプーチン政権に釈放を呼び掛けているほか、釈放しなければソチ冬季五輪をボイコットすべきだとの声も欧米で上がっている。(共同)

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2013年3月10日のニュース