高2の山本雅也さん3位 留学中の支援160万円獲得 ローザンヌ国際バレエ

[ 2013年2月3日 08:58 ]

ローザンヌ国際バレエコンクール最終選考で3位に入賞し、熊川哲也さん(左)と記念撮影をする山本雅也さん

 若手バレエダンサーの登竜門として知られる第41回ローザンヌ国際バレエコンクール最終選考が2日、スイス西部ローザンヌで行われ、石川県能美市の小松市立高2年、山本雅也さん(18)が3位に入賞した。

 山本さんは自分の名前が呼ばれた瞬間「信じられなかった」と喜び「両親や兄に報告したい」と話した。最終選考には祖母の美恵子さん(65)が縫った衣装で出場。「おばあちゃんには、ありがとうと言いたいです」と笑顔を見せた。

 ローザンヌ国際バレエコンクールは、世界的に活躍するバレエダンサー熊川哲也さんらを輩出したコンクール。今大会で審査員の1人を務めた熊川さんは「今回はレベルが高かった」と評価した。昨年は神奈川県厚木市の高校2年生だった菅井円加さんが優勝した。

 今回は世界22カ国から、複数の国籍を有する参加者も含め75人が参加し、20人が最終選考に。このうち日本人関係では山本さんのほか、母親が日本人で米国在住のフォーガッティーみこさん(15)、さいたま市の柳沢郁帆さん(15)、同市のアクリ士門さん(16)、パリ在住の吉田合々香さん(18)の計5人が残った。

 山本さんを含め入賞者は8人で、世界の名門バレエ学校に1年間の入校が認められるほか、留学中の生活費支援として1万6000スイスフラン(約160万円)がそれぞれ贈られる。

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