こじはる“神記録”更新狙う「伝説つくりたい 誰か一人そういう人いないと」

[ 2012年9月18日 11:07 ]

じゃんけん大会で連続選抜記録更新を狙う小嶋陽菜

第3回じゃんけん大会

(9月18日 日本武道館)
 12月発売のシングル曲の歌唱メンバーを決める「第3回じゃんけん大会」が18日、東京・日本武道館で行われる。参加者85人がガチンコ対決を繰り広げるが、注目の一人は、これまで全シングル表題曲で選抜されている小嶋陽菜(24)。東京・秋葉原の劇場でスポニチのインタビューに応じ「皆さんの期待に応えたい」と記録更新を誓った。

 普段はめったに主張しないタイプの小嶋が、珍しく自分の思いをはっきりと口にした。

 「伝説をつくりたい。誰か一人、そういう人がいないと」

 インディーズ時代の06年2月のデビュー曲「桜の花びらたち」から今年8月の最新曲「ギンガムチェック」まで計29作の全てのシングル表題曲で選抜入りしているのは小嶋だけだ。

 「(記録は)そんなに自分では意識してなくて、結果としてついてきたもの。周りに言われるほど自分ではピンと来てなかった。昨年は“連続選抜記録”と言われても“そんなものなのかな”って思ってました」と胸の内を明かす。

 その上で「でも、今年ようやく“守りたい”って思いました。AKBの歴史の中で私は初期メンバーですし、記録は守りたい。あった方がいいじゃないですか、歴史を振り返る時に。だから、記録を死守したい」と言い切った。

 「不動のセンター」と言われた前田敦子(21)も昨年のじゃんけん大会で敗れ、連続選抜記録が25でストップ。前田の卒業以降、世代交代の必要性を訴える声も高まっているが、道なき道を切り開いて現在のブームをつくった1期生だからこそ譲れないものがある。

 激しい競争が繰り広げられるAKBの中で、メンバー屈指の美貌と天然キャラのギャップで独特のポジションを築いてきた。過去4回の総選挙では6位と7位を2回往復、過去2回のじゃんけん大会では3位とベスト16。「人気」と「運」の両方を備え、選抜常連組としてグループを支えてきた。

 「7年ぐらいAKBにいるんですけど、勢いを維持したい。選抜に入らないと、なんか落ち着かないような気がする」

 とは言え、この大会で優勝を目指しているわけではない。

 「絶対的エース」の前田の後ろ姿を見続けて来て「偉大だなと思った」とその輝きを実感しつつも、自分に関しては「目立つのは好きじゃないんです。センターになりたいとか周りに言ったことはないし、そんなの思ってないですよ。なんか、AKBで(自分が)何してるんだか分からないんですよね」と冗談っぽく話して笑う。

 初戦の相手は「大会で一番おいしい」と下克上を狙う山内鈴蘭(17)で、選抜入りまで3連勝しなければならない。

 「勝たせてくれないかな…」

 大胆な「伝説」宣言の後に、小嶋らしい緩やかな本音も漏らした。

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