TBS異色ドキュメンタリー 戦火のエースのリポートも

[ 2012年8月15日 06:00 ]

 TBSが異色のドキュメンタリーを放送する。「8・15終戦 記者たちの眼差し」(19日深夜1・05)で、記者たちが取材を通じて知った戦争について一人称で伝える。JNN系列の20~40代の記者による1人8分間のリポートを19本集めたオムニバスで、3時間の大型番組となる。

 昨年6月、今回と同様にオムニバス形式の一人称報告で東日本大震災を報じ、昨年度の文化庁芸術祭賞優秀賞とギャラクシー賞優秀賞を受賞した「3・11大震災 記者たちの眼差し」の続編。

 今回は戦争を知らない記者が素朴な実感をもとに取材を進めるもので、昭和初期に岐阜商業(現県岐阜商)の左腕エースとして甲子園で3度優勝した後、早稲田大でも活躍し、中国戦線で戦死した松井栄造さん(享年24)についてのリポートもある。同局は「67年目の終戦の日。ジャーナリズムにとって時間との戦いが始まっています」と意義を話している。

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2012年8月15日のニュース