裕次郎さん、68年メキシコ五輪でスポニチ特派員に

[ 2012年7月23日 06:00 ]

メキシコ五輪の選手村で三宅義行選手(左)と「力比べ」をする石原裕次郎さん。五輪応援団長としても選手たちに慕われていた=1968年10月

 裕次郎さんは生前、五輪の熱気と選手たちの美しさに魅せられていた。地元開催の1964年東京五輪は多忙のため観戦は難しかったが、68年のメキシコ五輪では念願かない、現地メキシコシティーに乗り込んだ。

 開会式から閉会式までの大会期間中、スポーツニッポンの特派員として「裕次郎のオリンピック賛歌」を連載。日本サッカーの歴史的な銅メダルや体操男子団体3連覇などをリポートした。

 まだセキュリティーが厳しくない時代。開会式直後には選手村を訪問。同大会の重量挙げフェザー級で銅メダルを獲得する三宅義行選手と「腕相撲」に興じた。まき子夫人と街を散策。親善大使としての役割も果たした。

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2012年7月23日のニュース