AKB仲谷明香 自叙伝4万部ヒットに驚き「こんなに売れるとは」

[ 2012年4月24日 10:15 ]

自叙伝「非選抜アイドル」のヒットをよそに、仲谷明香本人は自然体

 AKB48の仲谷明香(20)の自叙伝「非選抜アイドル」(小学館101新書)が4万部を超えるヒットとなり「こんなに売れるとは思ってなかった」と本人も驚いている。今月2日の発売を待たずに予約だけで増刷が決まり、すでに2度、重版されている。

 「暴露本なのかと思って買う人もいると思うけど、そうじゃない。そこは期待を裏切ってすみません(笑い)。この本は私と同じように非選抜に生きる人たちへの応援メッセージです」

 自らの半生を振り返りつつ一度もAKB48で選抜されたことのない「非選抜組」の立場を面白いと思うまでに至った過程を描いた。

 半年前、20歳の記念として出版が決定。仕事の合間を縫ってパソコンでコツコツと書き進めた。もともと国語や漢字を覚えることは好きだったが、本格的に文章を書くのは初めてとあって悪戦苦闘が続いた。

 ベストセラー「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の著者・岩崎夏海氏は仲谷の文才を見抜いた一人。「ですます調だけじゃなく“…だ”“…である”など、いろいろな言葉の使い方があることを教わった」という。

 「結構物事を忘れやすいから、まず自分の歴史を振り返るのが大変だった。ギリギリにならないとやらない人なので(定期的に決められた)締め切りの前日とか公演後に書いていたんだけど、文章が短すぎて(岩崎氏らに)差し戻されたこともあった」

 ヒットをよそに本人は自然体。「20歳の記念に出して“はい、終わり”で事足りるはずだったんです。これからも普通にやっていきたい」。目標とする声優としての独り立ちに向けてマイペースで走り続ける。

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2012年4月24日のニュース