AKB 米国に春運んだ!「桜祭り」で笑顔満開ステージ

[ 2012年3月29日 06:00 ]

「桜の花びらたち」を歌唱するAKB48(左から)宮澤佐江、高橋みなみ、峯岸みなみ、倉持明日香

 AKB48が27日(日本時間28日)、米国の首都ワシントンの春を彩る「全米桜祭り」で記念公演を行った。エースの前田敦子(20)が卒業を発表したばかりだが、高橋みなみ(20)や峯岸みなみ(19)に加え、「チーム4」や研究生ら次世代のセンター候補たちも出演。「桜の花びらたち」など16曲を歌い、日本から桜が寄贈されて100周年のメモリアルイヤーに花を添えた。

 米国公演は09年のニューヨーク、10年のロサンゼルスに続き3都市目。「空席が目立って悔しかった」(高橋)という過去2回とは違い、客席は約1100人でびっしり。アジア系だけではなく、青い瞳の現地ファンからも熱烈な「AKB48」コールを受けた。高橋は東日本大震災後の米国からの支援に対して感謝の言葉を述べ、「日本は少しずつ元気を取り戻しています」とあいさつした。

 桜にちなんだ作品は2曲を披露。最後は高橋、峯岸の1期生2人が中央に立ち、インディーズデビュー曲「桜の花びらたち」(06年2月発売)で締めくくった。高橋は「私たちの始まりの歌を、こうして節目の年に歌えたことに不思議な縁を感じるし、ジーンと来た」と感慨深げに語った。

 1~12期研究生まで16人が参加。前田が卒業を発表した際に「後輩のために」と口にしたように、高橋にも「次世代に引き継がなきゃいけないものがある」という。AKBの礎を築いた1期生たちの思いに応えるように、新世代のエース候補もステージで躍動。「ヘビーローテーション」では前田のポジションをチーム4の入山杏奈(16)が担当。11期研究生から同チームへの昇格が決まった川栄李奈(17)は「風は吹いている」を、11期研究生の小嶋菜月(17)は「ポニーテールとシュシュ」で、それぞれ前田に代わってセンターに立った。

 初の海外公演参加となった入山は「ほかのチームには負けたくない。先輩たちに追いつけるようもっと頑張る」と気合十分。同僚の市川美織(18)も「私たちがしっかりしないとAKBがなくなってしまうんだという思いでやっている。前田さんが安心して卒業できるような環境を作りたい」と強い思いを口にした。

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