90年ミス日本 あらいすみれ デビュー22年で初の「憧れていた主演」

[ 2012年3月17日 08:03 ]

NHKBSプレミアムで放送する「カゲロウの羽」でドラマ初主演をする元ミス日本のあらいすみれ

 90年に17歳でミス日本に選ばれた女優あらいすみれ(39)がドラマ初主演を果たした。

 NHKBSプレミアム「カゲロウの羽」(25日後0・00)で、自分の殻にこもる42歳の独身のヒロインに抜てきされた。

 ミス日本出身らしい知的で清そな外見。90年6月の選考後にスカウトされ、同年12月に芸能界入り。フジテレビ「お金がない!」(94年)、テレビ朝日「仮面ライダークウガ」(00年)のほか、テレビ東京「鈴木先生」(11年)で主人公の母親役などドラマ出演を重ねてきた。

 今回はNHK高知放送局の開局80周年記念作。高知県の仁淀川のほとりが舞台で、幼いころに母親を亡くし、父親が営む地場産業・手すき和紙の工房を手伝う主人公が、ある事情から恋愛にも踏み出せずにいたが、縁談をきっかけに一歩前へ踏み出していく。

 ヒロインを探していた高知放送局の堀内裕介ディレクターが偶然、あらいが出演していたCMを見て興味を抱き、ブログなどで雰囲気を確かめて出演依頼。デビュー22年での大役に、あらいは「まさかと思いましたが、ずっと憧れていた主演を自分が演じさせてもらえると思ったら、うれしくてたまりませんでした」と喜んでいる。

 1月に行われたロケでは自然の美しさを背景に、葛藤を乗り越え、力強く生きていく姿を好演。「あすへの勇気や希望を感じていただけたら」と話している。石橋蓮司(70)、角替和枝、荒川良々(38)らが共演。

 ▼90年のミス日本VTR 1634人が応募。全国大会が6月7日に都内のホテルで開かれ、25人がミス日本に選ばれた。その後、翌91年1月にグランプリ決定コンテストが行われ、兵庫県川西市の当時25歳の音楽教師、岡本恵美さんが23代目のグランプリに。ちなみに、24代目のグランプリは藤原紀香(40)。

 ◆あらい すみれ 1972年(昭47)12月24日、群馬県生まれの39歳。90年12月に映画「ゴールドラッシュ」でデビュー。TBS「スチュワーデスの恋人」(94年)、フジ「ひとりにしないで」(95年)などに出演。10年に3歳年上の有田焼窯元社長と結婚。1メートル66、B89・W60・H89。血液型B。

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2012年3月17日のニュース