NHK「あさイチ」で有働アナ謝罪…セシウム誤測定で経緯説明

[ 2011年12月15日 09:44 ]

 NHK総合の情報番組「あさイチ」が、食事に含まれている放射性物質の量について誤った放送をした問題で、NHKは15日朝、番組内であらためて経緯を説明した。

 問題の放送は10月17日の「放射線大丈夫? 日本列島・食卓まるごと調査」と題する特集。北海道、福島県、東京都、大阪府、広島県の計7家族から食事を提出してもらい、大学の研究室に分析を依頼。それぞれに含まれる放射性物質を比較し、うち4家族分から1キログラム当たり5・69~3・39ベクレルのセシウム134が検出されたとしていた。

 だが実際には、これらは別の放射性物質の数値で、セシウム134については、すべて検出限界値以下だったことが判明。11月24日の番組内で訂正し、謝罪していた。

 この問題に関し、番組には約800件の意見が寄せられたという。15日の放送では「どういうことか分からず混乱した」「データが間違っていたなんて信じられません」との厳しい批判もあったことも紹介。有働由美子アナウンサーは7家族に対し「2カ月間、不安な思いをさせてしまい、ご迷惑をおかけしました」と謝罪した。

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2011年12月15日のニュース