舞台「SAMURAI7」ヒロインは現役女子高生

[ 2011年12月13日 06:00 ]

舞台「SAMURAI7」で巫女に扮した疋田英美

 黒澤明監督の映画「七人の侍」をモチーフにした人気アニメの舞台版「SAMURAI7」(来年4月1~8日、東京・青山劇場)のヒロインに現役女子高生が抜てきされた。都内の私立高校に通う2年生で女優の疋田英美(16)。フジテレビの月9ドラマ「私が恋愛できない理由」に出演中の注目株だ。

 08年の初演から3度目の上演となる人気舞台。過去2回のヒロインを務めたのは水野絵梨奈(18)で、現在ガールズユニット「FLOWER」のリーダー。この舞台をきっかけにNHKドラマ「チェイス~国税査察官~」(10年春)でヒロインに起用されるなど女優として大きな飛躍を遂げた。

 舞台は「七人の侍」をリメークしてNHKで06年に放送された同名アニメをモチーフに“もう1つの7人の侍”を描いた作品。疋田が演じるのは7人の侍を集める巫女(みこ)という重要な役どころ。起用した演出家の岡村俊一氏は「一生懸命さが伝わってくる純粋な目が印象的。一瞬で笑顔から悲しみに感情を切り替えられる部分に感性の高さを感じる」と魅力を説明する。

 主演は加藤雅也(48)と馬場徹(23)で来年3月に稽古入り。疋田は「自分流に彼女の強さを出していきたい」と抱負。アクションシーンにも挑戦する。チャームポイントは周囲から「猫っぽい」と評判の大きな瞳。「印象に残る演技を見せられる女優になりたい。憧れは松嶋菜々子さん」と胸を膨らませている。

 ◆疋田 英美(ひきた・ひでみ)1995年(平7)3月31日、奈良県生まれ。小学6年時に母親と東京・原宿の竹下通りを歩いているところをスカウトされ芸能界入り。好きなタイプは父親(63)のように「男らしい人」。最近ベースを弾き始め、ニルヴァーナ「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」を練習中。B78・W54・H80。血液型B。

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