ガガ緑一色で来日!「日本の安全性を証明する」

[ 2011年6月22日 06:00 ]

来日し、ファンの声援に応えるレディー・ガガ

 「世界のセレブ番付」で1位になった米国のトップ歌手レディー・ガガ(25)が21日午後3時50分、成田空港着のカナダ航空で来日した。ファッションリーダーとして、全身緑色の奇抜な装いで飛来。ファン約200人から熱烈な歓迎を受け、「日本の安全性を証明してあげる」などとあいさつ。東日本大震災の被災地を慰問するとの情報もあり、来日中の動向が注目される。

 ポスト・マドンナと目され、米フォーブス誌2011年「セレブ100人番付」で1位。今、最も世界で影響力を誇るセレブは、頭髪をグリーンに染め、バレンチノのレザーコートもハイヒールも緑。これでも派手さは、ふだんより控えめ。「コートの下はご想像にお任せ」(関係者)といい、気温30度の中、コートを脱がなかった理由を想像させた。

 来日は昨年4月の公演以来で通算4回目。トロントから約13時間の長旅にも疲れた様子は見せず「また日本に戻ってこれてうれしい。みんなに会いたかったわ」と笑顔。さらに「日本は安全。もっとたくさんの人に旅行に来てほしいわ」と、日本政府も顔負けの“安全宣言”まで飛び出した。

 空港ロビーではファン約200人から「ガガさま~」と悲鳴にも似た歓声があがった。ガガも抱擁や、気さくにサインに応じたため、感激のあまり泣きだす女性もいた。

 左の手首に「WE PRAY FOR JAPAN 日本の為に祈りを」と書かれたリストバンドを巻き、高く拳を突き上げた。このバンドは、3月11日の震災発生直後、ホームページで1本5ドル(約400円)で販売し、収益をすべて被災者支援に充てている。このほか、ポケットマネーなども含め300万ドル(約2億4000万円)を義援金として寄付。トップアーティストとして、可能な限りの行動をいち早く示した。

 被災地には「1日も早く平和な日々が訪れることを祈っている」とエール。7月1日までの来日期間中に「現地に励ましに行きたい」と周囲に語っているという。

 25日には音楽賞「ビデオ・ミュージック・エイド・ジャパン」の授賞式で歌う。また日本テレビ「スッキリ!」など約10番組に出演し、新作アルバム「ボーン・ディス・ウェイ」をPRする。同作は28カ国で初登場1位を記録。日本ではアヴリル・ラヴィーン(26)の「アンダー・マイ・スキン」(04年発売)以来となる洋楽作品のミリオンセールスが期待される。

 ◆レディー・ガガ 1986年3月28日、米ニューヨーク生まれ。歌手名はクイーンの名曲「レディオ・ガガ」に由来。08年のデビューアルバム「ザ・フェイム」が英国、カナダなど4カ国で1位を記録。新作を含むアルバム計3作の世界売り上げは累計約2600万枚突破。

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