こんな北国の春になるとは…千昌夫ら義援金呼び掛け

[ 2011年4月8日 19:17 ]

 岩手県出身の歌手千昌夫、新沼謙治、俳優の村上弘明、宮城県気仙沼市出身のフリーアナウンサー生島ヒロシらが8日、東京都内で義援金集めを行い、生島は「こういう輪がどんどん広がることが、被災された皆さんにとって心の支えになると思う」と呼び掛けた。

 妹夫婦が行方不明という生島は「遺体だけでも見つかってほしい。現地に、義援金がすぐ届けられていないことを心配しています。速やかに届くのが一番重要だと思います」と強調した。

 千と村上は陸前高田市出身。ヒット曲「北国の春」について千は「いつもふるさとをしのんで、いい気分で歌っていた。こんな北国の春になるとは思わなかった」と目を潤ませ、村上は「ふるさと再興のためにも何とか協力をお願いします」。

 震災後に故郷の大船渡市の惨状を目にした新沼は「みんなで力を合わせて、自分たちを育ててくれたふるさとに恩返ししたい」と訴えた。

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2011年4月8日のニュース