飛び交う憶測 小向美奈子容疑者 最長なら1年4カ月滞在可能

[ 2011年2月15日 16:19 ]

フィリピンに滞在しているとみられる小向美奈子容疑者

 覚せい剤を購入したとして警視庁が逮捕状を取っているタレントの小向美奈子容疑者(25)。1月21日に入国したフィリピンからの帰国便をキャンセルし、行方が分かっていない。日本人は査証(ビザ)なしで最長1年4カ月の滞在が可能なため、覚せい剤検査で陽性反応が出なくなるまで滞在する計画か―などと臆測が飛び交っている。

 小向容疑者はマニラ首都圏マカティ市のホテルを10日にチェックアウト。同ホテル近くで翌日、コーヒーを手に男性と2人で歩いているところをテレビ朝日記者に取材されたのを最後に所在は不明のままだ。

 それまでは「特にこそこそ逃げ隠れしている様子はなかった。日本人男性2人と来店し、派手な服でルンルンという雰囲気」(日本料理店の店主)などとマニラ各地でよく目撃されていただけに「逮捕状が出たのを知って雲隠れしたのでは」(旅行代理店関係者)と疑う声も出ている。

 入国管理当局によると、小向容疑者の滞在期限は当初11日までだったが、8日に延長を申請して即日認可。新たな期限は3月21日だが、追加申請すれば2カ月ごとに延長が認められ来年5月まで滞在が可能。現地の日本人ジャーナリストは「帰国後、警察に尿や毛髪の検査をされても、覚せい剤の陽性反応が完全に出なくなるまで滞在を続けるつもりでは」と推測する。

 フィリピン警察や入管当局によると、日本側から捜査協力の要請はない。日本の警察関係者は「外国に捜査協力を要請しても、身柄確保まではなかなか至らない。今回のような場合、入管に滞在再延長を許可しないよう要請し、帰国させたところで逮捕するのが現実的」と話している。

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