安浦、右京に続く!上川隆也“風変わり”刑事

[ 2011年2月15日 06:00 ]

テレビ朝日ドラマ「遺留捜査」で主演する上川隆也

 「はぐれ刑事純情派」や「相棒」など人気刑事ドラマを放送してきたテレビ朝日の水曜午後9時枠に、上川隆也(45)主演の新たな刑事ドラマが加わる。4月スタートの「遺留捜査」で、遺留品から事件解決の手掛かりとなる“声”を聞くという役どころ。一風変わった刑事役で名物刑事の仲間入りを果たせるか、上川は大張り切りだ。

 上川が演じるのは警視庁刑事部捜査1課・科学捜査係の糸村聡刑事。オリジナルストーリーの作品で、遺留品を調べて事件解決に導く方法が徹底している不思議な魅力のキャラクターを描く。

 上司が「鑑定の必要なし」と判断した遺留品でも気になるものがあれば、自腹を切って鑑定するほか、被害者の家や職場にまで、被害者の持ち物を見せてもらいに出掛けていく。

 もともと細かいことが気になる性格だったが、ある事件をきっかけに遺留品の大切さを痛感。「物には心が宿っていて、その物が語りかける“声”を聞き、残された人たちに被害者の本当の思いを伝えることも仕事だ」と考えるようになり、物の“声”に耳を傾けるうちに被害者の人間性にも触れていき、犯人との接点が見つかって事件解決に導くこともある。

 ほかに、気の弱さなのか、情報を聞く時に必ずまんじゅうなど“付け届け”を持参するため、絶えず金欠状態。経費を浮かそうとしているのか、自転車で現場に到着することもある。

 同局の水曜9時枠は「はぐれ刑事純情派」の安浦刑事(故藤田まことさん)、「相棒」の杉下右京(水谷豊)、「臨場」の倉石検視官(内野聖陽)ら名刑事を輩出しており、糸村刑事の“活躍”にも注目が集まりそうだ。上川は「これまで刑事の役は何回かやらせていただいたことがありますが、今回は一風変わった男ということで今から演じるのが楽しみです」と張り切っている。

 貫地谷しほり(25)、佐野史郎(55)、大杉漣(59)らが共演。MISIA(32)が主題歌「記憶」を担当する。

続きを表示

この記事のフォト

2011年2月15日のニュース