“緊張”堤真一「もっと自分を磨きたい」

[ 2011年2月9日 06:00 ]

第65回毎日映画コンクール授賞式。グリーンカーペットでファンの声援に応える男優主演賞の堤真一

2010年毎日映画コンクール表彰式

(2月9日 川崎シンフォニーホール)
 【男優主演賞】「孤高のメス」で初の男優主演賞を受賞した堤真一(46)は、沈着冷静な外科医を演じた同作では見せなかった笑みを浮かべ、ブロンズ像を握った。「この…」と話し始めたところで、「あー緊張している」と左手で腹部をさすり苦笑する一幕もあった。

 命をつなぐ、思いをつなぐ、が作品のテーマ。映画と65回目を迎えたコンクールがだぶったようで「いまお客さんのような気持ちで(表彰式を)見ていたんですが、僕も日本映画の諸先輩方の思いの上に乗っているんだとあらためて実感しました」と喜びを語った。

 1月初旬の受賞インタビュー時は「髪の毛がぐしゃぐしゃだから」と帽子をかぶっていたが、この日はジャケット、パンツ、シャツと全身黒でキメて登場。表彰式前のグリーンカーペットでは、ファンから稲垣吾郎の次に大きい歓声があがった。受賞作のDVDを持った女性と気軽に握手するなど、気さくに応じた。「もっと自分を磨いて、もっと映画に愛情を持って、もっと深く関わっていきたい」と、今後も映画界で活躍することを誓った。

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2011年2月9日のニュース