河内家菊水丸が再生プラン「新団体設立を」

[ 2011年2月7日 06:00 ]

 相撲に造詣が深い伝統河内音頭継承者の河内家菊水丸(47)は、新団体設立などの再生プランを提言した。

 今回の騒動について「現役時代、八百長と無縁だったとされる魁傑(放駒理事長)や貴乃花(理事)が執行部の今、出るべくして出た問題」と位置づけた上で「前向きに考えると、彼らが新団体を設立して公益法人を申請すればいい」とキッパリ。「貴乃花ならスポンサーもつくし、一度更地にする英断をすべき」と力説した。

 菊水丸は小学5年のころから毎年春場所に通っていたという熱烈な相撲ファン。特に印象深いのは初代貴ノ花が初優勝した1975年。中日に母親とともに2階席から観戦した時の光景は、今も脳裏に焼き付いている。

 タレントとして活躍するうち、貴乃花親方らと親交を持つようになり、千秋楽打ち上げパーティーに出席したり、逆に自身の盆踊りツアー打ち上げパーティーに招待するなど、公私にわたる付き合いがある。

 「初日は寒くても千秋楽には桜が咲き、浪速の春は相撲からという感じ」と話すだけにショックは大きい。最も懸念するのは、角界全体が八百長にまみれていると誤解されることで「やっていない力士は声を上げ、怒ってほしい」と熱弁。「ファンは5月場所の中止も覚悟している。覚悟がないのは八百長にかかわった本人だけだ」と斬り捨てた。

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2011年2月7日のニュース