元恋人に無罪判決 米の有名モデル薬物投与事件

[ 2011年1月7日 10:11 ]

 2007年に急死した米国の元有名モデル、アンナ・ニコル・スミスさん=当時(39)=に、約3年間にわたり過剰に薬物を与えていたなどとして共謀罪などで起訴され、昨年10月に一部有罪の評決を受けた元恋人に対し、ロサンゼルス郡地裁は6日、全面無罪の判決を言い渡した。AP通信などが伝えた。

 同様に一部有罪の評決を受けていた精神科医については、一つの罪状だけで有罪とした。検察側は控訴する方針。

 地裁は、スミスさんが薬物中毒者だったとの検察側の主張を否定し、薬物投与が正当な医療行為だったと認定。元恋人が偽名を使って処方箋を取得したことについて、スミスさんのプライバシーを守るためであり、犯意はなかったと判断した。

 スミスさんは薬物の過剰摂取で死亡したとされるが、死亡自体は事故として処理されている。(共同)

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2011年1月7日のニュース