アッコが追突被害、会見後に救急車で搬送…

[ 2010年12月30日 06:00 ]

首の不調を訴え、関係者に揉んでもらう和田アキ子

 31日の「第61回NHK紅白歌合戦」(後7・30~11・45)に向けたリハーサルが29日、東京都渋谷区のNHKで始まった。34回目の出場となる和田アキ子(60)がNHK前の路上で交通事故に遭い、救急車で搬送。頸椎(けいつい)捻挫などと診断されたが、本番は予定通り出演するという。

 警視庁代々木署によると、事故は午後3時45分ごろ。渋谷区神南2丁目の区道交差点で、和田ら4人が乗った乗用車が右折してNHKホールに向かおうと信号待ちをしていた際、30代の男性の乗用車が追突。和田は左ハンドルの外車の後部座席に乗っていた。
 和田は「首が痛い。腰も痛い」などと訴えたが、大舞台のリハを取りやめるわけにはいかず、そのまま歩いてホール入り。午後4時から予定した音合わせに遅れることなくステージに上った。
 34回目の出場で初めてメドレーを披露し、新曲「人生はこれから」と「笑って許して」「古い日記」の3曲で構成。体全体でリズムをとって歌い始めたが、途中から右手で何度も首をこすった。ラストでは「ハーッ!」と雄叫びを上げ、元気にポーズを決めたが、歌い終えると再び首に手を当て、もむようなしぐさを見せた。
 リハーサル後の囲み取材では、事故を隠していた。ただ、向かって右側の報道陣から質問が出ると、首が回らないのか、体全体を右に向けて対応。「首の調子が悪いんですか?」の質問には、「いま私にとってはこれが一番重大」の言葉を残し会見場を後にした。
 そのまま救急車で病院へ。頸椎捻挫と腰部挫傷で10日間の加療が必要と診断されて帰宅した。30日のリハ2日目と、大みそかの本番は予定通りステージに立つとしている。
 和田の男性運転手らほかの3人も腰などに痛みを訴えている。代々木署は自動車運転過失傷害の疑いで、男性から事情を聴いた。

 和田は00年2月にも千代田区の横断歩道を歩行中、ライトバンと接触して右足を骨折、全治2カ月の重傷を負い入院した。当日はオフだった。事故現場はホテルニューオータニの目の前。119番通報したブティックの女性店員は「服装も横顔も20歳くらいの男性でした」と話し、和田だとは気付いていなかった。

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2010年12月30日のニュース