“武術師範”岡田准一 真木よう子にスパルタ指導

[ 2010年10月31日 06:00 ]

 「V6」の岡田准一(29)が30日、都内で主演映画「SP 野望篇」(波多野貴文監督)の初日舞台あいさつを行った。岡田は同作のアクションシーンのため、フィリピン武術「カリ」などの特訓を受け、指導者資格を取得。壇上では、ひざ蹴りのポーズを見せた共演の真木よう子(28)に、すかさず「ちゃんと足を上げて」などと生指導、会場を盛り上げた。

 岡田は「僕にとっては7~8年の企画。昨夜はドキドキして眠れませんでした」と感慨深げにあいさつ。05年公開の主演映画「フライ、ダディ、フライ」の脚本家で、SPでもコンビを組む金城一紀氏と「フライ…」の製作中から構想を練っていたアクション大作への思い入れを語った。
 07年11月にフジテレビでドラマ版が放送される前後から、カリなどの武術の特訓を受け体を鍛えてきた。映画ではアクションをスタントなしでこなすだけでなく、アクションシーンの構成も担当。先月28日にはカリなどの指導者資格を取得するほどの腕前に上達した。
 壇上でも、真木がカメラマンのリクエストに応じてひざ蹴りのポーズを見せると、「ちゃんと足を上げてポージングを取らないと」と厳しく指導。空手の有段者の神尾佑(40)から「深夜のロケ現場で、岡田君が“誰か蹴りてぇ~、ローキック入れてぇ~”と叫んだので、僕が相手になりました。(蹴りの)スピード、タイミングもどんぴしゃで痛かった」と“乱暴者”ぶりを暴露されると、「(深夜で気持ちが)荒れていたんですかね~」と釈明する場面もあった。
 この日は台風の接近により、関東地方などは暴風雨に見舞われたが、興行収入50億円を見込める好スタートを切った。配給の東宝関係者は「台風の中でこの成績。今年の実写邦画の1位を目指せる」と大きな“野望”を抱いている。続編の「革命篇」は来年3月12日公開。

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2010年10月31日のニュース