公演中止の大阪城ホールで…中島美嘉ファンに直接謝罪

[ 2010年10月31日 06:00 ]

公演中止と、中島美嘉が直接謝罪することを知らせる張り紙を見て、ホールに入る観客

 耳の病気の治療のため活動を一時休止することを発表した歌手の中島美嘉(27)が30日、中止が決まっていた大阪公演会場の大阪城ホールを訪れ、集まったファンに直接謝罪した。

 黒っぽいシャツとスカートの上に白いジャケットを着て登場。ステージのマイクの前で深く一礼すると、「私の自己管理不足により、ご迷惑、ご心配おかけしたことを本当に心よりおわび申し上げます。すいませんでした」と謝罪。しばらく耳の治療に専念することを、無念そうな表情で伝えた。
 公演中止にもかかわらず客席の3割を埋めたファンを見渡して感極まり、涙をこらえる場面も。「よろしければ次のツアーでお会いできればと思います。次回は必ず100%の歌声でパフォーマンスをしたいと思います」と誓った。ファンには中島が歌う予定だった曲のリストとステージセットの写真を配布。曲目には代表曲が並び、ベスト盤のような豪華な内容だった。
 公演はデビュー10周年突入を記念したスペシャルライブ。30、31日の大阪、11月5、6日の東京・日本武道館での4公演を中止した。関係者は「会場の確保を考えると準備は遅くとも1年以上前からやっている」。武道館は自身初の舞台で、デビュー前からあこがれていたステージだけに、とても楽しみにしていたという。
 中島は22日に、音程がずれて聞こえてしまう「両側耳管開放症」の治療のため活動を休止すると発表。来年4月21日から始まる全国ツアーまでの復帰を目指す。

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2010年10月31日のニュース