「忠臣蔵」その後は…役所&佐藤が“生き残り”演じる

[ 2010年6月17日 18:05 ]

映画「最後の忠臣蔵」完成報告記者会見に出席した(左から)桜庭ななみ、役所広司、佐藤浩市、片岡仁左衛門

 俳優役所広司と佐藤浩市が討ち入り後も生き残った赤穂浪士を演じる映画「最後の忠臣蔵」(12月18日全国公開)の完成報告記者会見が17日、東京都内で開かれた。

 役所が演じる瀬尾孫左衛門は、大石内蔵助(片岡仁左衛門)から、隠し子・可音(桜庭ななみ)を守ってくれと密命を受け、討ち入り前日に姿を消した男。佐藤演じる寺坂吉右衛門は、四十七士でただ一人切腹を許されず、後世に真実を伝え、遺族の援助をするよう内蔵助から命じられた男。2人が、討ち入りから16年後に出会う。

 役所は「使命を全うすることもありますが、あるじの娘に“女”を感じてもいたのか、複雑な強さと弱さを持った面白い役。こういう日本人がいたんだと誇らしく感じました」と話し、佐藤は「日本人の(価値観の)優先順位の話。忍耐という言葉では訳せない『忍』という感情、響きの美しさがこの映画にあります」と語った。

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2010年6月17日のニュース