「どんぶり勘定」ずさんな経理目立つ芸能事務所

[ 2010年3月24日 13:57 ]

EXILE所属の芸能プロ、3億円申告漏れ

 東京国税局の税務調査で判明したEXILE所属の芸能プロ「LDH」の申告漏れ問題。芸能関係の事務所では、ずさんな経理処理に対し申告漏れを指摘されるケースが目立ち、脱税事件として立件された経営者も。関係者は「以前より経理は厳しくなっているが、個人事務所などでは『どんぶり勘定』も残っている」と話している。
 今月2日、約1億6800万円の所得を隠し法人税約4900万円を脱税したとして、有名歌手の後援会運営会社社長に有罪を言い渡した東京地裁判決は「被告は(歌手の)人気が落ちた時に備え、収入を留保しようと考えた」と指摘した。
 ある税務関係者は「芸能業界は浮き沈みが激しく、景気のいい時に利益をとどめたいとの気持ちが働きやすいのは確かだ」との見方を示す。
 LDHの関係者は「不正は全くないが、できたばかりの会社で経理に不慣れなところも多かった」としている。

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2010年3月24日のニュース