森繁さんに国民栄誉賞、今月22日に表彰式

[ 2009年12月9日 06:00 ]

 政府は8日、俳優の故森繁久弥さん(11月10日に96歳で死去)に国民栄誉賞を贈ることを正式決定した。

 22日午後に首相官邸で表彰式を行い、遺族に表彰状や盾を授与する。今年7月には女優の森光子に贈られており、森繁さんが18人目。鳩山内閣では初の授与となる。
 鳩山由紀夫首相が「すべての国民のおじいちゃんのような方だ。まさに国民栄誉賞にふさわしい」として、平野博文官房長官に検討を指示していた。内閣府は国民栄誉賞の授与理由について「映画、演劇、放送の各分野で永年にわたり第一線で活躍し、円熟した演技と心に染みる歌唱は広く国民に愛され、希望と潤いを与えた」としている。
 森繁さんは映画「夫婦善哉」や舞台「屋根の上のヴァイオリン弾き」をはじめテレビ、ラジオで活躍。日本を代表する俳優として大衆芸能の分野で初の文化勲章を受章した。

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2009年12月9日のニュース