楽太郎 一門落語会で円楽さん十八番披露

[ 2009年11月28日 06:00 ]

「円楽一門落語会」で師匠・円楽さんの写真を背に思い出を語る鳳楽(右)と楽太郎

 10月29日に肺がんのため死去した落語家の三遊亭円楽さん(享年76)の一門落語会が27日、東京都千代田区の国立演芸場で開幕した。生前、円楽さんも出演を予定していた公演。中入り後には追悼コーナーが設けられ、円楽さんのパネルを背に、一番弟子の三遊亭鳳楽(62)、来年3月に6代目三遊亭円楽を襲名する三遊亭楽太郎(59)らが思い出を語った。

 円楽さんが面長だったことから、楽太郎は「葬儀では棺の小窓から顔が見えないんじゃないかと心配した」と冗談。鳳楽から「何言ってんだ。泣いてて見えてなかったろ」と突っ込まれていた。

 楽太郎は大トリで円楽さんが得意にした「浜野矩随(のりゆき)」を披露。来年3月2日に東京・日比谷の帝国ホテルで6代目襲名披露パーティーを行うことも公表した。師匠の死から約1カ月が過ぎたが「車椅子でもいいから横にいてほしかった」と話すなど、まだ悲しみは癒えていないようだった。29日まで。

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2009年11月28日のニュース