サンミュージック記念日に重なる“高相がらみ”

[ 2009年11月28日 06:00 ]

 酒井の元所属事務所「サンミュージック」は、くしくもこの日、創立記念日だった。1968年創業。会社は休みだったが、広報担当らの携帯電話は鳴り続けた。東京・四谷から左門町に移転した現在の新社屋で業務が始まった8月3日は、高相被告が逮捕された日だった。

 高相被告が酒井に覚せい剤を勧めたことで、結果、看板タレントを失った。この事件で同社が肩代わりしたCMスポンサーなどへの損害賠償額は1億円超ともいわれ、相澤正久副社長(60)は日本音楽事業者協会の理事を辞任。高相被告の判決などについて相澤副社長は「酒井さんとはすでに契約を切っていますし、まして高相さんのことでお話しすることはありません」とコメントを避けた。

 ≪建設会社会長「あとは1人で頑張って」≫酒井をサポートする建設会社会長(71)はこの日夕、高相被告の判決について取材陣から感想を求められ「何も分かりません」とコメントを避けた。酒井が更生の道を歩み始めたことには「裁判はもう終わったし、あとは1人で頑張ってほしい」とエール。離婚の見通しについては「互いの意見が食い違っているみたいだけど、詳しいことは分かりません」とした。
 この日昼には東京・南青山にある酒井の自宅マンションに同会長の部下が訪れた。周囲にマスコミが集まったため警備を買って出たようで、取材陣から高相被告の判決内容を聞くと「えっ、4年だけ?そんなに軽いの?」と驚いた様子だった。

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2009年11月28日のニュース