早乙女太一「光栄」男性最年少の明治座初座長

[ 2009年11月2日 06:00 ]

来年4月、明治座で男性最年少座長公演を行うことになった早乙女太一。「嗚呼、田原坂」で美少年剣士を演じる

 大衆演劇の女形として人気の早乙女太一(18)が来年4月、東京都中央区の明治座で初座長公演を行う。

 18歳での座長公演は、同劇場では近藤真彦(45)が1986年に記録した22歳を4歳更新する男性最年少記録。1873年(明6)に開場した前身の劇場を含め、故片岡千恵蔵さん、里見浩太朗(72)、北大路欣也(66)、橋幸夫(66)、杉良太郎(65)、五木ひろし(61)ら大御所が座長公演を行ってきた老舗劇場に新たな1ページを刻むことになる。
 早乙女は「明治座初出演で初座長、しかも男性最年少とは、とても光栄に思っています」と気を引き締めている。今回の大抜てきには「座長公演で観客が集められる俳優への第一歩にしてほしい」という劇場側の期待もある。
 演目は舞台「嗚呼、田原坂」と「早乙女太一舞踊ショー」の2部構成。「嗚呼…」は1877年の鹿児島を舞台に、薩軍と新政府軍の攻防を描く。早乙女は美少年剣士役で、女優・高部あい(21)との恋物語も盛り込まれる。ポスター撮影を終え、早くも役作りに着手。「今回は新作のお芝居。お客さまに喜んでいただける舞台にします」と燃えている。

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2009年11月2日のニュース