はるな愛 ニューハーフ世界一の称号にウルウル

[ 2009年11月2日 06:00 ]

「ミスインターナショナルクイーン2009」で優勝したはるな愛の審査での水着姿

 タイ中部のリゾート地パタヤで31日深夜(日本時間1日)、ニューハーフたちが美しさを競うコンテスト「ミスインターナショナルクイーン2009」が開かれ、タレントのはるな愛(37)が優勝した。主催者によると、日本人の優勝は初めて。賞金1万ドル(約90万円)などを授与され「これからもより一層、女の子磨きをして人生を送りたい」と喜びを爆発させた。

 「アイ・ハルナ」。自分の名前がコールされると、ステージ上で大粒の涙を流した。初挑戦した07年の前回大会では4位。「タイに来て世界のニューハーフの美しさに圧倒されていました。信じられない。今までのトレーニングや、皆さんのサポートを思い出してベストを尽くした結果だと思います」と喜んだ。
 レギュラー出演する日本テレビのバラエティー「魔女たちの22時」の企画で挑戦。大好きなビールを断ち約3カ月間で13キロ減量し現体重は50キロ。事前のインターネット投票では3位につけ、ビキニ着用の水着審査では引き締まったボディーが称賛され栄冠を手にした。
 同コンテストはタイ政府観光庁がバックアップして04年に初開催され、今回が5回目。米国の世界大会と並び、世界一美しいニューハーフを決める大会として知られる。
 会場はニューハーフのショー劇場「ティファニーズ・ショー」。30を超える国と地域から応募があり、書類選考を経てタイ、中国、フィリピン、ブラジル、米自治領プエルトリコなどから21人が参加。最終選考に残った18人が美を競った。
 はるなは先月25日に現地入り。当初は1日に帰国予定だったが、優勝したため地元テレビ局などの取材が殺到。帰国は3日にずれ込んだ。すでにドラマなどのオファーも寄せられており、「ホテルで持ち帰ったトロフィーを眺めて(優勝を)実感してます」。コメントの最後は「ヨロシクピース!世界一のはるな愛より」と締めており、すっかり“その気”だ。
 帰国日に東京・福家書店新宿サブナード店で予定される写真集「I AI」(東京ニュース通信社)の発売記念イベントが優勝報告の場となる。

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2009年11月2日のニュース