PUFFYに土屋アンナも ピンクレディートリビュートCD

[ 2009年7月11日 06:00 ]

 8月1日に三回忌を迎える作詞家阿久悠さん(享年70)の名曲の中から全編ピンク・レディー作品に絞ったトリビュートCDが完成した。アルバム「Bad Friends」で8月19日に発売。「カメレオン・アーミー」をシンガー・ソングライター尾崎亜美(52)とPUFFYの大貫亜美(35)という“アーミー”コンビが歌うなどユニークなカバー集になっている。

 阿久さんのトリビュート盤は、鈴木雅之(52)工藤静香(39)らが参加した「歌鬼(GA―KI)」、イルカ(58)らフォーク歌手がカバーした「歌鬼2」に続く第3弾。約5000曲に上る阿久作品の中でも国民的ムーブメントを起こしたピンク・レディーに焦点を絞ったのが特徴だ。
 収録作は12曲。うち1曲が、かつて大瀧詠一(60)が「渚のシンドバッド」の替え歌として作った「河原の石川五右衛門」のカバーになっており、元歌は11曲。その中でオリコンチャート1位作品は9曲。ミリオンヒットは「UFO」「サウスポー」など5曲というメガヒット集だ。
 タイトルの「Bad Friends」は阿久悠という名前の由来である「悪友」から取ったもの。これにちなみ、カバーする歌い手たちも“友達同士”をコンセプトに集まった。
 中でもユニークなのが尾崎と大貫の“亜美コンビ”が歌う「カメレオン・アーミー」。企画会議での冗談を本人サイドにぶつけてみたら、奥田民生(44)を通して親交のあった2人は「面白そう!」と快諾した。
 レコーディングでは大貫が「すべて尾崎さんにお任せします」と託し、尾崎が次々とアイデアを出しながら大貫に自由に歌わせる感じで進行。立ち会った担当者は「まるで先生と生徒のような感じで、終了後に大貫さんが“今度、尾崎塾に入れてくださいね”と言った言葉が印象的だった」と説明。ギターで奥田も参加している。
 また、土屋アンナ(25)が公私で慕う夏木マリ(57)と「UFO」をカバー。原曲の“倍速テンポ”で歌い上げる2人の暴れっぷりに注目。ほかに久宝留理子(40)杏子(48)の実力派コンビによる「カルメン’77」など聴きどころ満載だ。

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2009年7月11日のニュース