人気クラシック評論家 黒田恭一さん死去

[ 2009年6月3日 19:20 ]

 クラシック音楽を分かりやすく紹介して人気のあった音楽評論家の黒田恭一(くろだ・きょういち)氏が5月29日午前6時28分、多臓器不全のため東京都練馬区の病院で死去した。71歳。東京都出身。告別式は6日午前11時から東京都新宿区須賀町14の1、四谷たちばな会館で。喪主は妻志肇子(しげこ)さん。

 学生時代から雑誌などに音楽評を書き、鋭い切り口で評判に。ジャンルにとらわれず幅広い分野を対象に、初心者にも分かりやすい評論を手掛け、クラシック音楽のファン層を広げた。
 NHK教育テレビや同FMラジオ「20世紀の名演奏」など出演番組も多かった。
 著書に「はじめてのクラシック」「オペラへの招待」など。東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールのプロデューサーも務めた。

続きを表示

2009年6月3日のニュース