母校の早実生「小室逮捕の話題で持ちきり」

[ 2008年11月5日 06:00 ]

 音楽業界ばかりでなく、母校の早稲田実業(東京都国分寺市)の関係者も困惑の表情を見せた。高校2年の男子生徒(17)は「休み時間中は友達とこの話で持ちきりだった」。職員は「2年前は甲子園優勝で注目された。久しぶりの話題がこんな話とは」と嘆いた。

 小室容疑者は01年、同校創立100周年記念歌「ワセダ輝く」を作曲。名前を冠する「小室哲哉記念ホール」が同校敷地内に建てられ、ソフトバンクの王貞治最高顧問(68)以来2人目の「校賓」の称号を与えられた。同校では「一時代を築いたミュージシャン。しかるべき説明責任を果たされると思います。極めて残念」とコメント。今後、ホール名が変更されることもありそうだ。
 特任教授を務める尚美学園大(埼玉県川越市)では予定されていた講義の休講案内を学内に掲示するなど対応に追われた。小室容疑者が開講する芸術情報学部「新世紀音楽概論」は現在約30人が受講。別の教授が引き継ぐことが決まり、同大は同容疑者について「内規に基づいて対応する」としている。モンゴル人留学生の男性(28)は「業界のいろいろな話を聞かせてくれる楽しみな授業だったのに」と残念そうに語った。
 PR大使「しゃくなげ大使」を務める福島県や、小室容疑者から「ヨカッペ時計」を寄贈された福島県中島村役場も一様に驚いた様子だった。

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2008年11月5日のニュース