事故に遭っていた「蛇にピアス」ヒロイン

[ 2008年7月16日 00:52 ]

 作家金原ひとみさんの芥川賞受賞作を映画化した「蛇にピアス」(9月全国公開)の完成報告会見が15日、東京都内で開かれ、全裸シーンに挑んだ主演の吉高由里子と蜷川幸雄監督らが出席した。

 吉高は主役オーディション後の昨年9月、都内で交通事故に遭ってあごの骨を折るなどし、集中治療室(ICU)に数日間いたことを明かし、「それまで生きているのが当たり前と思っていたけど、1人でベッドから起き上がれなくて、痛くてもがいていた時に『蛇にピアス』を思い出して、やらなきゃと思いました」とゆっくりと語った。
 蜷川監督は「オーディションで吉高はグニャグニャしてて変な子だなと思ったけど、真摯な思いがあるようだった。現場では、ひた向きさに皆が引かれた」と、保護者のような笑顔で話した。

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2008年7月16日のニュース